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1994年から受け継ぐインクジェットインク技術 — インク選び・プリンターのお手入れ・製品のはなし

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顔料インクと染料インクの違い — 粒子径・分散・保存期間まで
💧 インクガイド

顔料インクと染料インクの違い — 粒子径・分散・保存期間まで

インクジェットインクは色を出す物質によって顔料インクと染料インクに分かれます。ナノ分散が重要な理由、純粋顔料と変性顔料の違い、連続供給システムに適したインクの条件、保存期間をPrism Technologyのデータでまとめました。

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インクジェットインクは、色を出す物質(着色剤)によって顔料インクと染料インクに分かれます。顔料インクは水に溶けないごく小さな色の粒子をインクの中に均一に分散させたインク、染料インクはインクに溶ける色素で作ったインクです。Prism Technologyは両方のインクを研究・生産しています。この記事では、選ぶときに知っておきたい違いをまとめました。

顔料インク — 粒子径と分散が性能を左右します

顔料インクの粒子安定性と広い色域を得るには、ナノサイズの安定した分散液が不可欠です。しかしナノ分散液は単純なミリングだけでは得られない高度な技術です。同じ条件で測定した平均粒子径と分布度(PDI)は、値が小さく分布が狭いほどノズル詰まりが少なく、分散が安定します。

区分平均粒子径分布度(PDI)
Prism Technology 顔料インク91.7nm0.252
一般的な顔料インク143.1nm0.452

純粋顔料インクと変性顔料インク

顔料インクは、純粋な顔料で作るインクと、顔料を変性させて作るインクに分けられます。Prism Technologyがまとめた技術的な違いは次のとおりです。

項目PRISM 純粋顔料インク一般的な純粋顔料インク変性顔料インク
粒子径80–120nm100–200nm80–150nm
安定性1年以上3か月以下1年以上
長所発色が良く、水と光に強い水と光に強い安定性が良い
短所高い技術力が必要ノズル詰まり発色の低下、水と光に弱い

染料インク — 純度が色と保存性を決めます

染料インクの保存安定性と色再現域は、染料の純度で決まります。Prism Technologyはインクジェット用染料を合成から精製まで自社工程で処理し、不純物や金属イオンを除去した高純度の染料でインクを作っています。

どのインクを選べばよいか

基本は、お使いのプリンターとカートリッジに合ったインクを選ぶことです。純正カートリッジが顔料か染料か、プリンターの機種によって合うインクが異なります。製品ページでプリンター機種や純正カートリッジ番号から検索すると、合うインクとその種類(顔料・染料)を確認できます。

連続供給システム(CISS)で使うなら

連続供給システム(CISS)の中のインクは、光と蒸発にさらされて変化することがあります。光は色素を破壊し、蒸発はインクの物理・化学的性質を変えます。そのためCISS用インクには次の特性が必要です。

  • 耐光性の高い染料と十分な濃度
  • 高い化学的安定性
  • 微細流路での良好な流動性
  • インク内の残留気泡の最小化

PRISMのインクは、十分なインク濃度と安定した組成、光に強い染料・顔料を使用し、保存安定性が高く長期間性能を保つように作られています。

保存期間

条件期間
常温(密封状態)2年
常温(開封状態)1〜3か月
連続供給システム内3〜6か月

保存温度は-15℃〜60℃です。加熱(70℃)と冷却(-15℃)を3日間繰り返す過酷試験(常温保存2年に相当)で、PRISM HP 9010の顔料・染料インクに品質の変化はありませんでした。

よくある質問

Q. 顔料インクと染料インク、どちらを使えばよいですか?

お使いのプリンターと純正カートリッジに合ったインクを使うのが基本です。製品ページでプリンター機種や純正カートリッジ番号から、合うインクと種類を確認できます。

Q. PRISM顔料インクの粒子径は?

同じ条件で測定した平均粒子径は91.7nm、分布度(PDI)は0.252です。

Q. 開封したインクはどのくらい保存できますか?

常温・開封状態で1〜3か月、密封状態で2年、連続供給システム内で3〜6か月です。保存温度は-15℃〜60℃です。